最近ひとこちゃんの過去作品をたどる旅を始めました。
というのも、ひとこちゃんが花組に組替え=れいちゃんトップ時代って、実は逃さず全作品最低1回は主にライブ配信で見ていて、なんなら花組デビューのタカスペ2019からライビュで見てたりしているのですが、なんにせよ今は2025年。すでに6年も経てば記憶も朧げということで、今一度復習しようと思った次第でして。
そしてみりお様後期から運よく録画していたNHKやWOWOWでの雪組公演も奇跡的にいくつかHDDに残っていたので、順不同ですが懐かし作品の感想を記録していこうと思いますです。
DANCE OLYMPIA(2020年花組)
自分のTwitterに、こんなツイートが残っていました。
先月のタカスペでは未だにぼんやりしていたんだけど
— ぱぴこ (@papipapico) 2020年1月19日
ようやくひとこちゃんを認識しました!めちゃくちゃステキじゃないのー!!!!
2020年1月19日ってこれ、ライブビューイングがあった日です。まだコロナ禍前だったんですよね~。
ダンオリはとにかくカレーちゃん、マイティ、ひとこちゃん、ほのかちゃん!!この4人が大車輪の活躍!!
— ぱぴこ (@papipapico) 2020年1月19日
終わったらたくさん美味しいごはん食べて欲しい!!!って思うくらい動いてた!!!
とにかくべた褒めですね(笑)でもこのころは、みりお様ロスをどうにか埋めようと「れいちゃんを好きになろう強化月間」(なんじゃそりゃ笑)みたいな感じだったなあ。れいちゃんがトップ就任することに全く異論はなく当然よねと思っていたけど、とにかく当時はお歌が不安すぎたんですよね。れいちゃんも華ちゃんも。
ダンオリという演目は、歌が不安なれいちゃん+歌も踊りが不安な華ちゃん仕様になっていて、なんなら1幕はれいちゃんほぼ無言(笑)というちょっと荒業だったんですよね。
そういうことに気をとられていたのと、ひとこちゃん自体がご存じのとおり大きな欠点のないスターさんゆえに、れいちゃんへの「上手にできるかしら」という母心のような心配のほうが上回ってwひとこちゃんへの意識が若干それていたような気もします。(ほっといても事故らない安心感というか、何かが下手で突っかかるポイントがないというか)
でもひとこちゃんがサロメをやるってのは某所でも話題になっていたのはよく覚えていて、今改めて録画を見返すとほのかちゃんとかなりネットリ絡んでるんですね~!ほのかヨカナーンが若すぎるのか、ひとこサロメに翻弄されまくっててちょっと面白いw
組替え早々にこのダンオリという演目は、激しいダンスに和太鼓や女装と、組替え一発目にしてはさぞかししんどかっただろうと思ってたんですけど、ファーストフォトブックに「やることが多すぎて人見知りしている余裕がなかったことがよかった」ともあって、ここで一気に花組の皆さんとガッツリ絡めたことが逆によかったのかもですね。
全体を通してひとこちゃんの見どころがたくさんある演目だし、トッププレお披露目のれいちゃんもめちゃくちゃ若くてカッコいいのでいろいろ眼福な演目のひとつで大好きです。
壬生義士伝(2019年雪組)
さていきなり雪組公演に戻るのですが、「ポーの一族」でみりお様への愛が再燃して本格的に宝塚を見るようになったのですが、次に見たのが「CASANOVA」です。たしか東京大千秋楽のライブビューイング(2019年4月)を見たんだと思います。CASANOVAのみりお様大好き~!(これはまた別の機会に語ろうかな)
で、まだ熱冷めやらぬ7月の「FNS歌謡祭」に、だいもん率いる雪組さんが出演されていてたまたま見てたんですけど、この時大きな話題になったのは「黒髪の人」ことあーさ。確かにこの日のあーさは神がかり的にカッコよかったのを覚えてます。後日、みりだい花組時代のベルばらを一緒に観劇した知人と「この間の黒髪の人カッコよかったよね~!」と話したのをよく覚えてるくらい。でも実はこのときひとこちゃんも出演してるんですよね(笑)ごめんねひとこちゃん、あーさに夢中だったよ…(笑)
で、そんな黒髪の人あーさがなんと当時公演中の「壬生義士伝」で新選組の斎藤一を演じていると知り、「あーさが!!斎藤一!!!それは何がなんでも見なければ!」ということでライビュを見に行ったのが、この「壬生義士伝」でした。
これも東京大千秋楽を見たんだと思うんですが、ライビュ当時はだいもんとあーさに夢中だったので、実はあーさの隣に常にひとこちゃんがいた…というのに全く記憶がありませんでした…(笑)
いやでもね、このころの雪組さんって、ひとこちゃんの上が大渋滞している時期なんですよ。だいもんの下に咲さん、翔さん、あーさがいてようやくひとこちゃんで、他にも別格の上級生男役さんがたくさん!いくらひとこちゃんが良いお役とはいえ、まだまだ下級生というか、ここが年功序列の宝塚の良いところでもありつらいところでもあり…(何ならその上級生、今も結構な人数残ってるのが怖いよ雪組さん…)
改めて録画を見返してみて沖田総司という美味しいお役、笑顔であっけらかんと「斬っちゃいましょうか」と物騒なこと言うところがひとこちゃんの真骨頂!穏やかな笑顔のままスパッと人を殺めることを厭わない沖田総司…!(劇中で実際に手を下すのはあーさ斎藤一なんですが)解釈一致すぎてしんどいですね。どうして当時の私はこんなにもあーさの横に常にいるひとこちゃんに気付けなかったんだ…バカバカバカ!!(まあ、あーさの斎藤一も相当カッコいいお役だったので致し方なしなんだけど笑)
花組への組替え発表がこの「壬生義士伝」東京公演中の2019年の8月だったので、本公演としてはこれが雪組最後の公演だったのですね~。
やっぱり新選組って見どころ多くていいですよね!咲さんの次郎右衛門も翔さんの土方さんもべらぼうにかっこいいし、明治ターンであーさの隣にずっといるのが縣くんだったりするんですよね!
2019年当時はとにかくだいもんの南部弁の発音がすごくて、「歌の上手い人は耳がいいからこういう方言も上手なんだなあ…」と妙に感心したことや、映画館で見ててあまりの話の重さにずーん、と打ちのめされたことをよーく覚えています。メンタル状態の良い時に見ないと結構打撃を受ける作品ですね(笑)
ドン・ジュアン(2016年雪組)
さらに遡ってだいもんドンジュアンです。もともとひとこちゃんプレお披露目の花組ドンジュアンの際に予習すればよかったんですが、あえて見ないでミリしら状態で観劇しちゃったんですよね。でもやっぱり噂のラファエルを見なきゃひとこちゃんは語れない!と思いオンデマンドで視聴です。
おお、これが噂の「絶対殺す!」のひとこちゃんか~!!!!ていうか、研6でこのお役でこの演技っぷり、すごくないですか!!!!
きっと初めてみるひとこちゃんがこのドンジュアンだったら一生忘れない気がする、ってくらい熱演で大感動。こりゃ花組版のれいんくんラファエルの評価が低かった理由がわかる気がするわ…。
だいもんドンジュアンのエネルギーが最強すぎて、なんなら歌の圧に胸やけ起こしそうなくらいだいもんのパワー120%全開!!みたいな演目なんですけど、それに対峙するひとこちゃんもまだまだ若いのでフルスロットル200%で挑む!みたいなラファエルでした。
花組版のときに「アンダルシアの美女」ゆりちゃんが話題になりましたが、なるほど初演は煌羽レオさん。「PR×PRince」で愛すみれさんの隣に侍る、一言もセリフがないイケメンの人ですね!!男役の女装が美味しいお役だったのね~
ドン・カルロの咲さん、騎士団長/亡霊の香綾しずるさんも素敵でした。咲さんはとにかくスタイルお化けでかっこいいんですけど、花組版がらいとくんになったのもちょっとわかる気がする。
花組版はひとみさプレお披露目なのでマリア美咲ちゃんもちゃんとポスターにいるのですが、だいもん版はマリアみちるちゃんがそこまでの扱いではないのでマリアの描写がちょっと弱め。お衣装とかも全然違うんですね!もう一度花組版を見ていろんな違いを比較してみたくなりました。
ということで、過去をたどる旅その1でした。
まだまだ作品いっぱいあるので、気の赴くままに見返していきたいと思います~!