エンタメノート

エンタメなんでも備忘録

ひとこちゃんの過去をたどる旅(1)

最近ひとこちゃんの過去作品をたどる旅を始めました。

というのも、ひとこちゃんが花組に組替え=れいちゃんトップ時代って、実は逃さず全作品最低1回は主にライブ配信で見ていて、なんなら花組デビューのタカスペ2019からライビュで見てたりしているのですが、なんにせよ今は2025年。すでに6年も経てば記憶も朧げということで、今一度復習しようと思った次第でして。

そしてみりお様後期から運よく録画していたNHKWOWOWでの雪組公演も奇跡的にいくつかHDDに残っていたので、順不同ですが懐かし作品の感想を記録していこうと思いますです。

 

DANCE OLYMPIA(2020年花組

自分のTwitterに、こんなツイートが残っていました。

2020年1月19日ってこれ、ライブビューイングがあった日です。まだコロナ禍前だったんですよね~。

とにかくべた褒めですね(笑)でもこのころは、みりお様ロスをどうにか埋めようと「れいちゃんを好きになろう強化月間」(なんじゃそりゃ笑)みたいな感じだったなあ。れいちゃんがトップ就任することに全く異論はなく当然よねと思っていたけど、とにかく当時はお歌が不安すぎたんですよね。れいちゃんも華ちゃんも。

ダンオリという演目は、歌が不安なれいちゃん+歌も踊りが不安な華ちゃん仕様になっていて、なんなら1幕はれいちゃんほぼ無言(笑)というちょっと荒業だったんですよね。

そういうことに気をとられていたのと、ひとこちゃん自体がご存じのとおり大きな欠点のないスターさんゆえに、れいちゃんへの「上手にできるかしら」という母心のような心配のほうが上回ってwひとこちゃんへの意識が若干それていたような気もします。(ほっといても事故らない安心感というか、何かが下手で突っかかるポイントがないというか)

でもひとこちゃんがサロメをやるってのは某所でも話題になっていたのはよく覚えていて、今改めて録画を見返すとほのかちゃんとかなりネットリ絡んでるんですね~!ほのかヨカナーンが若すぎるのか、ひとこサロメに翻弄されまくっててちょっと面白いw

組替え早々にこのダンオリという演目は、激しいダンスに和太鼓や女装と、組替え一発目にしてはさぞかししんどかっただろうと思ってたんですけど、ファーストフォトブックに「やることが多すぎて人見知りしている余裕がなかったことがよかった」ともあって、ここで一気に花組の皆さんとガッツリ絡めたことが逆によかったのかもですね。

全体を通してひとこちゃんの見どころがたくさんある演目だし、トッププレお披露目のれいちゃんもめちゃくちゃ若くてカッコいいのでいろいろ眼福な演目のひとつで大好きです。

壬生義士伝(2019年雪組

さていきなり雪組公演に戻るのですが、「ポーの一族」でみりお様への愛が再燃して本格的に宝塚を見るようになったのですが、次に見たのが「CASANOVA」です。たしか東京大千秋楽のライブビューイング(2019年4月)を見たんだと思います。CASANOVAのみりお様大好き~!(これはまた別の機会に語ろうかな)

で、まだ熱冷めやらぬ7月の「FNS歌謡祭」に、だいもん率いる雪組さんが出演されていてたまたま見てたんですけど、この時大きな話題になったのは「黒髪の人」ことあーさ。確かにこの日のあーさは神がかり的にカッコよかったのを覚えてます。後日、みりだい花組時代のベルばらを一緒に観劇した知人と「この間の黒髪の人カッコよかったよね~!」と話したのをよく覚えてるくらい。でも実はこのときひとこちゃんも出演してるんですよね(笑)ごめんねひとこちゃん、あーさに夢中だったよ…(笑)

で、そんな黒髪の人あーさがなんと当時公演中の「壬生義士伝」で新選組斎藤一を演じていると知り、「あーさが!!斎藤一!!!それは何がなんでも見なければ!」ということでライビュを見に行ったのが、この「壬生義士伝」でした。

これも東京大千秋楽を見たんだと思うんですが、ライビュ当時はだいもんとあーさに夢中だったので、実はあーさの隣に常にひとこちゃんがいた…というのに全く記憶がありませんでした…(笑)

いやでもね、このころの雪組さんって、ひとこちゃんの上が大渋滞している時期なんですよ。だいもんの下に咲さん、翔さん、あーさがいてようやくひとこちゃんで、他にも別格の上級生男役さんがたくさん!いくらひとこちゃんが良いお役とはいえ、まだまだ下級生というか、ここが年功序列の宝塚の良いところでもありつらいところでもあり…(何ならその上級生、今も結構な人数残ってるのが怖いよ雪組さん…)

改めて録画を見返してみて沖田総司という美味しいお役、笑顔であっけらかんと「斬っちゃいましょうか」と物騒なこと言うところがひとこちゃんの真骨頂!穏やかな笑顔のままスパッと人を殺めることを厭わない沖田総司…!(劇中で実際に手を下すのはあーさ斎藤一なんですが)解釈一致すぎてしんどいですね。どうして当時の私はこんなにもあーさの横に常にいるひとこちゃんに気付けなかったんだ…バカバカバカ!!(まあ、あーさの斎藤一も相当カッコいいお役だったので致し方なしなんだけど笑)

花組への組替え発表がこの「壬生義士伝」東京公演中の2019年の8月だったので、本公演としてはこれが雪組最後の公演だったのですね~。

やっぱり新選組って見どころ多くていいですよね!咲さんの次郎右衛門も翔さんの土方さんもべらぼうにかっこいいし、明治ターンであーさの隣にずっといるのが縣くんだったりするんですよね!

2019年当時はとにかくだいもんの南部弁の発音がすごくて、「歌の上手い人は耳がいいからこういう方言も上手なんだなあ…」と妙に感心したことや、映画館で見ててあまりの話の重さにずーん、と打ちのめされたことをよーく覚えています。メンタル状態の良い時に見ないと結構打撃を受ける作品ですね(笑)

ドン・ジュアン(2016年雪組

さらに遡ってだいもんドンジュアンです。もともとひとこちゃんプレお披露目の花組ドンジュアンの際に予習すればよかったんですが、あえて見ないでミリしら状態で観劇しちゃったんですよね。でもやっぱり噂のラファエルを見なきゃひとこちゃんは語れない!と思いオンデマンドで視聴です。

おお、これが噂の「絶対殺す!」のひとこちゃんか~!!!!ていうか、研6でこのお役でこの演技っぷり、すごくないですか!!!!

きっと初めてみるひとこちゃんがこのドンジュアンだったら一生忘れない気がする、ってくらい熱演で大感動。こりゃ花組版のれいんくんラファエルの評価が低かった理由がわかる気がするわ…。

だいもんドンジュアンのエネルギーが最強すぎて、なんなら歌の圧に胸やけ起こしそうなくらいだいもんのパワー120%全開!!みたいな演目なんですけど、それに対峙するひとこちゃんもまだまだ若いのでフルスロットル200%で挑む!みたいなラファエルでした。

花組版のときに「アンダルシアの美女」ゆりちゃんが話題になりましたが、なるほど初演は煌羽レオさん。「PR×PRince」で愛すみれさんの隣に侍る、一言もセリフがないイケメンの人ですね!!男役の女装が美味しいお役だったのね~

ドン・カルロの咲さん、騎士団長/亡霊の香綾しずるさんも素敵でした。咲さんはとにかくスタイルお化けでかっこいいんですけど、花組版がらいとくんになったのもちょっとわかる気がする。

花組版はひとみさプレお披露目なのでマリア美咲ちゃんもちゃんとポスターにいるのですが、だいもん版はマリアみちるちゃんがそこまでの扱いではないのでマリアの描写がちょっと弱め。お衣装とかも全然違うんですね!もう一度花組版を見ていろんな違いを比較してみたくなりました。

 

ということで、過去をたどる旅その1でした。
まだまだ作品いっぱいあるので、気の赴くままに見返していきたいと思います~!

マジシャンのJubleeではにわ

花組さんの公演スケジュールが出た11月、「3月に博多座!!地獄の年度末進行真っただ中に博多座!!_| ̄|○ 」と泣き崩れたのもつかの間、すぐに開き直って「20日過ぎならたぶん行けるはず…!」とチケットをもぎとってすぐにホテルと飛行機を予約したぱぴこです、こんにちは。
かなり日にちが経ってしまいましたが、今さらながら遠征&観劇レポです。

マジシャンの憂鬱

「マジシャンの憂鬱」はとにかく「ひとこちゃんのダンディーなスーツ姿」を最初から最後まで満喫できる「これが見たかったのよ~~~!」と言わんばかりの作品でした。黒タキシード、ジャケットも何度かお着替えあり、シルクハットにマントともう「イケてる男役」が詰まってます。目の保養~!

クロースアップマジシャンであるシャンドールが、たまたま苦し紛れに言ったことがなぜか大当たりしてしまって透視術に長けた人扱いになってしまって(笑)という、どうにもインチキくさい感じをひとこちゃんが真面目に、でも軽妙に演じています。

ほのかちゃん演じるボルディジャール皇太子はこれまたはっちゃけたキャラクターで、ほのかちゃん役作り面白そうというか、大変そうというか、お疲れ様です本当に(笑)ギャグ担当って大変よね。でも皇太子の愉快さがこの演目のカギでもあるのでほのかちゃんの熱演に拍手です~。

美咲ちゃん演じるヴェロニカはカタブツの女性ボディーガード役。男性にも慣れていないのでシャンドールに惹かれていくたびに「い、息が…苦しい…!」と悶えるところとか、格闘系はめっぽう強いのにオバケ系は怖いとか、かわいらしかったですね。

ほかにもシャンドールの仲間たちでびっく、はなこちゃん、だいや、れいん、ことのちゃんが出番多し。皇太子妃マレークのあわちゃんは始まってから1時間ぐらいたってようやく登場なんだけど、雰囲気出ててよかったよ~!

専科のさおたさん、りんきらさんは謎の墓守役で、ゆりちゃんはちょっと間抜けな司祭さん。ゆりちゃんがことあるごとに舞台上にダーン、と仰向けでひっくり返ってるところが注目です。

そしてラスト、ひとこちゃんの「好きですよ、あなた」で見てるこっちも心の中で「う、う、うわああああ」と悶えまくり。ザ、正塚節!って感じのセリフですね。「あなたのことが好きだ」じゃないんですよ。「好きですよ、あなた」ですよ。全編通してこのなんか洒落た感じが「古き良きザ、タカラヅカ」って感じでした。

やっぱり最高だったJubilee

Jubileeは大劇場公演からもう大好きすぎて、博多座でもJubileeやるんだ、ということでこれが遠征する最大の決め手だったかも。だってもう一回「月光」が見れる!「威風堂々」の群舞が見れる!ってなればそりゃ年度末進行で地獄だろうと博多までひとっとびですよ。

で、月光はなんと客席降りありという初日のレポをみて「ええええ・・・・・」とがっくりしたのですが(今回観劇した2公演とも2階席だったので…)開き直って舞台上のひとこちゃん、ゆりちゃん、ほのかちゃんをガン見することでなんとか我慢。やっぱりこのショーの「月光」、最高オブ最高です。これまで見たみりお様、れいちゃん、そしてひとこちゃんの各ショーのなかで、グラミラの「シボネーコンチェルト」がこれまでの最高オブ最高だったんですが、私の中では今回の「月光」が今のところ最高に大好きな場面です。

大劇場でカチャの場面はほのかちゃんが担当。「花は枯れた」の場面も大好きなんですよね~。この場面のだいやくんがめちゃくちゃお顔に気合が入っていて、大劇場なんか毎回泣いてるぐらいの感じでやってたように見えたんですよね。

若手爆踊り場面は、ほとんどのメンバーがらいとバウ組だったので居残りのれいんくん以外は全員総とっかえ。リリーたん(青騎司くん)が目立ってた~!というか、リリーたんはこの場面よりもロケットのほうがもっと目立ってたかも!

後半のカチャ場面もほのかちゃんで、「ツィゴイネルワイゼン」で娘役さん侍らせるというこれまた眼福な場面に生まれ変わっておりました。良き~!

ひとこちゃんがソロで踊る場面も新規追加かな?バレエ全然詳しくないのでいかんのですが、ひとこちゃんもバレエがきちんと基礎にある人らしい、すべてのポーズがきちんと決まっていてステキでした~!

観劇した日のご挨拶は、「博多で食べた美味しいもの中間発表」と、「九州出身ジェンヌさん紹介」でした。この食べたもの発表、全員が一斉に叫ぶので何言ってるんだか全然わからないまま、「ありがとうございました~!」と強制終了するひとこちゃんが力技すぎでした(笑)期間中何度かやってたみたいですね。美味しいものたくさん食べたのかな?

はにわ~九州遠征の思い出

博多座遠征ついでに、ずっと行ってみたかった「九州国立博物館」でちょうど「はにわ展」をやっているということで、はるばる大宰府まで足を延ばしてきました。

博多座のある市中心部からちょっと外れてるんですよね、大宰府。電車で1時間ぐらいかかります。ちょうどお天気のよい週末だったので太宰府天満宮も博物館も結構な混雑っぷりでした。

www.kyuhaku.jp

目玉は何といっても「挂甲の武人」が5体勢揃い!というのが史上初なんだそうで、いずれも古墳時代の6世紀、群馬県で出土したものたちです。

はにわってそのゆるい形状がかわいくて、なんか好きなんですよね。年がばれるけどその昔NHKで「おーい!はに丸」って番組をよく見ていた覚えが…。

写真もほぼ撮影OKだったのでいっぱい撮ってきました。大好きな「踊る人々」をXのトップ画像にしたんだけど、撮ってきた写真を見ながら「なぜわたしは動物はにわの尻ばっかり撮っているのだ…?」と自問自答しております(笑)

太宰府天満宮もお参りして、梅が枝餅食べて、お土産に「梅の実ひじき」を購入。この「梅の実ひじき」、めちゃくちゃ美味しいよね!!!ホテルの朝食でも出て、めちゃくちゃ美味しくて思わず買ってしまいました。

www.1210-etoya.com

あと「天ぷら ひらお」にも行きました~

www.hirao-foods.net

すごい人気なんですね!ソワレ終演後に行ったら1時間待ちぐらいでした。
揚げたての天ぷらをすごい手際よくお客さんに配り歩く店員さん(笑)いかの塩辛もついてくるので、一人飲みにもってこいでした~!

次の花組さんは6月の大劇場公演「悪魔城ドラキュラ」。さあて、ポスター画像がすでに出ておりますが、実際の舞台衣装とかはどうなんでしょうね。楽しみです~!

伝説の「ペキエノ」

ついに課金してしまった「タカラヅカオンデマンド プレミアムプラン」。

ちょうどひとこちゃんのトップお披露目公演「エンジェリックライ」を上演している時期だからか、昨年12月配信分に伝説の「ペキエノ」こと「PR×PRince」が!!ということでギリギリ滑り込みで見ることができました~!

某所では「ひとこちゃんの黒歴史」と名高い(?)バウ単独主演作「ペキエノ」…ではなく「PR×PRince」。あらすじは以下の通り。

頭を悩ます大臣達が考案した財政難を救う画期的なPR大作戦…それは主人公の第一王子を筆頭とした容姿端麗な王子三人を全面的に押し出した観光ツアーの開催や王子達の結婚相手を見つけるための富豪令嬢を招いた晩餐会の実施だった。
並はずれたイケメンでありながらもある事情でそれを隠して生活を送ってきた第一王子だったが、自国の危機を救うべく、ついに美貌を活かしその世界的PR大作戦のために立ち上がる!!
架空の王国を舞台に、国を救う為に奮闘する王子の活躍とその恋の行方を描く、ハートフルなミュージカル・コメディ。

確かにあらすじを読む限りトンチキ感満載でそりゃー黒歴史にもなるよなあと思っていたのですが、実際に見てみてどうだったか、素直な感想を述べてみようかと思います。

思ったより悪くないじゃん

黒歴史とかいうからどんなにひどいかと思ったら「言うほど悪くなくない?」というのが素直な感想かも。

確かに冒頭、自己紹介替わりに順番に歌って登場するあたりとか、若干学芸会っぽい雰囲気もあり、「おいおい大丈夫か???」というのはちょっと思ったけど、宝塚の若手主演のバウ公演らしい、ほっこり誰も傷つかないハッピーエンドコメディでした。
満足感高いポイントは無駄(?)に投資されたひとこちゃん、あやなちゃん、あみちゃんのイケメン3兄弟のビジュアルのよさと芝居の上手さ。これだけでバウなら元が取れたでしょと思います。

長男ひとこちゃんは第一王子ながら、眼鏡をかけているときは冴えない研究者、しかし一度眼鏡を外すとヤバイフェロモン垂れ流しのイケメンに変貌するという、ヲタクが一度は思い描く「じぶんがかんがえたさいこうのおとこやく!」を具現化したキャラクターです。

舞台上で眼鏡の着脱だけで別人格を演じ切るひとこちゃんの演技力にまず拍手を送りたいです。このお芝居、トンチキとバカにするのは簡単だけど主人公のヴィクトルをやれって言われたら意外と難しいと思うよ??
力量のあるひとこちゃんだからこそ出来たといっても過言ではないと思うんだけどな~。

次男ヴァレンティンは己の美貌キープに余念のないナルシストキャラ。綾凰華さんことあやなちゃんが好演しております。
このころの雪組さんは「あや」さんが多すぎて芸名と愛称がこんがらがるのですが、彩風咲奈(さき)さん、彩凪翔(しょう)さん、そして綾凰華(あやな)さん、のあやなちゃんですね。98期ということで、ひとこちゃんより上かと思ったらまさかの1期下でした。

筋肉キャラの3男ヴァルテリは現・月組の彩海せらさん。月組さんといえば、つい先日「ガイズアンドドールズ」のアデレイド役替わりが発表されたばかり。あみちゃんと、このペキエノであみちゃんのお相手役だった彩みちるちゃんとの役替わりということで、6年も経てばいろいろ変わるものよ…と時のうつろいにびっくりします。
このころのあみちゃんはまだ研4ですか。カッコかわいくてとってもいいお役だったと思います。

ヒロインはバウ初ヒロインの潤花ちゃん。とにかく潤花ちゃんは華やかな娘役さんだったなという印象なんだけど、それはこのバウ公演からも十分伝わりました。
歌はまあ、ねえ、というところもあったけど、それらを吹き飛ばすビジュアルのよさとヒロイン感がすごい。ひとこちゃんがほめてたけどとにかく首筋がきれいなんだよね~!

トンチキといわれるゆえんは、「ペキエノ」という単語の響きのゆるさ(笑)と、主題歌の「♪おいで~よ~ぺき~え~の~」がなかなかのトンチキソングなこと(意外にも耳に残ってしまうところが特にw)、せっかくのひとこちゃんの無駄遣いともいうべきもったいない設定、細かいエピソードがモリモリすぎなところでしょうか…。どれか一つくらいエピソード削っても良かったんじゃ?と思いました。

それでも本当に誰も悪くない、やさしいお話に仕上がっているので、休日に頭空っぽで楽しむにはちょうどよい感じかも。

この公演のあとのこと

この公演が行われたのが2019年3月28日~4月8日で、ひとこちゃんはこの約4か月後に花組への組替え発表、そして11月にみりお様からVISAガールを引き継いでの組替えとなりました。(そして直後にコロナが始まる…)

さっきもあやなちゃんのところで書きましたが、このころの雪組さんはひとこちゃんの上がとにかくいっぱい。
トップスターのだいもん、さきちゃん、しょうさん、あーさ、そしてひとこちゃん、あやなちゃん、以下、、、という布陣。雪組でトップスターになろうと思うとなかなかしんどい状況だったわけですね。FNS歌謡祭であーさが「黒髪の人」で超バズりしたのもこのころですよね。

対する花組さんはみりお様退団に伴ってれいはな新体制が発表済み、ちなつさんはこの年の4月に月組へ組替え済み、いるのはあきらさんと、マイティー。あかさんは入れ替えで星組へ。そこへVISAを背負ったひとこちゃん、ということで、遅かれ早かれ花組でのトップ就任に王手をかけた感満載の組替えだったわけですね~。

いやはや、2019年ってついこの間のような感じなんだけどすでに6年も前。コロナがなければ、あと宙組さんの事件がなければ、もう少しいろんなことがスムーズに動いていたのかなと思ったり。
のんき(?)にペキエノやってたころはまだまだ、嵐の前の静けさだったのですね…。

「エンジェリックライ/Jubilee」

先日、花組さん大劇場公演「エンジェリックライ/Jubilee」を観劇してきましたのでそのお話を。

永久輝せあさん、星空美咲さんの新トップコンビお披露目公演です~👏👏

ファンタジー・ホラロマン「エンジェリックライ」

タイトル発表されたときに「ホラロマンとはなんぞ???」とあちらこちらで失笑(ごめんなさい!)が漏れたこのタイトル。幕が上がるとテーマ曲が「ホラッホラッ」って歌ってるときいてさらに不安に…(笑)

でもまあ、まがりなりにもお披露目公演だし、あらすじ読む限り誰も死なないハッピーコメディっぽいことはわかっていたので気楽に観劇できました。

演出が「元禄バロックロック」の谷先生ということで、ところどころ作りがバロクロと似ているというか、バロクロもそういえばキラ(まどかちゃん)は敵であるコウズケノスケ(マイティ)の娘だったな…と思いだしました。

特に今回花組で最後を迎えることになったカチャさんは「これでもか!」というくらいの見せ場がそこかしこに。フェデリコの設定も単なる悪ではなく、実はとても人間らしい、愛情あふれる人だったという描き方に谷先生の愛を感じました。最後の89期生ですもんね、そりゃもう送り出し方が手厚いですよ。

なので今回のお話での完全なる悪役はほのかちゃんなのですが、

わたし、ほのかちゃんのサイコな悪役大好き~!

ひとこちゃんの東上公演「冬霞の巴里」でのほのかちゃんがもう気持ち悪くて好きだったんですけど(笑)今回再びキター!!!って感じで大好きです。

最後は情けなくひとこちゃんにスネをペシッて殴られてうずくまるところとかもやっぱり憎めない感じで良きです。
(このひとこちゃんのスネ攻撃、前半はあかさんラファエルにもかます必殺技?なんだけど、こういう小技が効いてていいんですよね~)

あとはインテリメガネならいとくんとか、カチャの手下で常に後ろにいる、色気むんむんのだいやくんとれいんくんとか、「みんなこれが好きでしょ」と言わんばかりの配役で眼福です。

あかさんも今回で退団ということで…。ひとこちゃんとの同期の友情を感じるセリフもあって、これ千秋楽見たら泣くなと思いました。つくづく惜しいよぅ。今から辞めるの撤回してくれないかな(笑)

ひとこちゃんに関しては、ドン・ジュアンのときも書いたかもだけど「陰」のお芝居の方が似合うタイプだとは思うんだけど、ここはやっぱりお披露目公演ですからね、明るく憎めないかわいい主人公もとても良かったです!

レビューグロリア「Jubilee」

わたしこのショー大好きかも!
体感5分。あっという間に終わった感あります。前回の「GRAND MIRAGE」もちょっとクラシカルなショーだったと思うんですけど、わたしが宝塚に求めるものが「古き良き伝統」とか「王道」とかそういう感じなんだと思います。なので今回のショー、「宝塚観た~~~!大満足~~~!」って感じになると思うんだけどなあ。とにかく華やかで、キラキラの大洪水です!

テーマ曲以外はなじみのあるクラシックの名曲が多く出てくるので「ベタだけどこれでいい、これがいい!」という感じです。もうね、ネタばらししちゃいますけど

「月光 第3楽章」での男役群舞、カッコ良すぎてしびれます!

そして終盤「威風堂々」での黒燕尾!!もう泣く~~~!!泣くしかない~~~~!!!!

わたしのなかで「聞くだけで泣ける曲」てのがいくつかあって、「威風堂々」はまさにこの泣ける曲上位ベスト3に入る、聞いたら必ず泣いちゃう曲なんです。もうダメ、思い出しながらこのブログ書いてるだけで泣けてくる(笑)

ショーでもカチャさん大活躍です。
確かに「誰かせりあがってくる!ひとこちゃ…じゃなかった、カチャだ!」っていうのが2回くらい(笑)あったかなと思うけどやっぱり「エンジェリックライ」でもそうでしたけど、ここはもう、劇団の功労者カチャを最大限のおもてなしで送り出そうという花組さんの心意気を感じますよ。

フィナーレの羽根もカチャが2番手羽根を背負ったので、ほのかちゃんは肩モフになっちゃいました。このあたりの人事のことはよくわからないので言及しませんが、なにはともあれ、カチャが一番カッコよく、男役を全うしてくれることを祈っています。

怒涛の客席降りがスゴイ!!!

ネタバレで今回は客席降りがあるよ、というのはなんとなく聞いてはいましたが、実は今回、劇場でチケット引き取るまで自分の席がわからない状態でして(S席だということだけ確定)、引き取ってチケット見たら「1階22列」とな。22列かあ結構後ろだなあ…席番も下手寄りかあ…と思って席についてビックリ仰天。

目の前通路の端席最高じゃん???

「エンジェリックライ」の最後、ひとこちゃんと美咲ちゃんが退場するとき、センター上手寄りの通路から客席走って、最後は22列前通路を横切って下手に消えていくんです。目の前をものすごいスピードでシャーーーー!っと駆け抜けていきました(笑)

「Jubilee」中詰での客席降りは、下手寄り通路はカチャがくる、というのを予習していましたのでいつ来るかドキドキしながら待機。ガッツリハイタッチできました~~~!

あとは南音くんかな?翼くんかな?もう興奮しすぎて覚えてないんだけど、後方A席の方まで走っていった若手くんと、目の前に来てくれた美咲ちゃんとハイタッチできました!

ひとこちゃんも来てくれたんだけど、すごい勢いで走っていったので残念ながらタッチできず。くやしいい~~~~!もうこんな機会そうそうないと思うと本当にくやしいですね(笑)こりゃ少し積んででも通路席ゲットしたくなりますわ。

わたし、ひとこちゃん時代になってから席運結構いい感じです。
「激情」「ドン・ジュアン」そして今回の「エンジェリックライ/Jubilee」いずれもお値段以上の大満足席でありがたい限りです。(いつもはどのアーティストとかでもこんなチケ運よくない)

東京は今のところまだチケット手持ちがないのですが、年末1回くらいは滑り込みたいところです。がんばるぞ~!

やっぱりベルばらっていいよね

雪組公演「ベルサイユのばら~フェルゼン編~」が無事千秋楽を迎えて閉幕しました。
トップスター彩風咲奈さんの退団公演でもあり、ムラと東京、どちらも千秋楽をライブ配信でみておりましたよ。

ということで今日は「やっぱりベルばらっていいよね」というお話です。

 

わたしとベルばらの歴史

私の初宝塚観劇は当然(?)ながら「ベルばら」でした。時は2013年1月、月組、当時のトップスター龍真咲さんと準トップスター明日海りおさんの役替わり「オスカルとアンドレ編」。何となく「タカラヅカ見てみたい!やっぱり見るならベルばらよね!」という短絡的思考で少々強引にチケットを取って初めてムラ遠征したのが「みりカル・まさドレ」(だったと思う…)のベルばらでした。

この演目、今にして思うと尋常じゃない配役だったり、当時は月組人事の暗黒期だったとか、あとから知ることが多くてよくそんな公演にホイホイといけたものよと思います。初めてのタカラヅカ観劇、初めての宝塚大劇場、初めてのベルばらということで大興奮だったんだけど「これは沼にはまると大変そうだなあ…(主に金銭面…)」と思って、そこでズブッとはまらずにいようと踏みとどまろうとしたことを今でも思い出します。

しかしわずか数か月後、今度は雪組さんのベルばらがあるということで、たまたま計画していた友人とのGWの神戸旅行のついでに「せっかく神戸に行くならついでに宝塚観ようよ」と誘ってまたもムラまで遠征。全然踏みとどまってないじゃん!というツッコミはなしにして、この時見たのは壮一帆さんトップお披露目公演の「フェルゼン編」でした。
実はなんとこの時、ひとこちゃんが小公子役なんですよね!NHK録画したやつがレコーダーに残っているのでいつか見返さなきゃ!

このころは「〇〇編」の違いがよくわからないままとにかく「ベルばら見たい!」という感情だけで観劇していたように思います。っていうか、月組雪組ベルばら、こんな短期間にやってたんだ…(1年ぐらい間があるように感じたわ)

この壮さんも異例の高齢でしかも他組へ落下傘でのトップスター就任と、いろいろあったんだろうなあと思うのですが、このころの私はまだ人事の「じ」の字も知らぬ一般人だったので純粋にお芝居を楽しんでおりました。

その後3回目のベルばらは再びみりお様で、2014年花組中日劇場公演の「フェルゼンとマリーアントワネット編」。初めて宝塚に触れるきっかけとなったみりお様がとうとうトップスターになって、しかも地元(名古屋)でベルばら!(プレお披露目公演だったんですよね)ということでこちらも割と強引にチケットを取って見に行った記憶があります。沼にはまりたくないとか言いながら1年半ぐらいの間に計3回、ベルばらを見ていることになります(笑)いや、ここから本当に踏みとどまって、「ポーの一族」(2018年)までブランクが空くのですよ…。

この中日劇場のベルばらは、みりお様もさることながら、だいもんアンドレがとにかくカッコよくて、一緒に見た従妹と「望海風斗さんかっこいいねえ~!」と言って帰宅したことをよーく覚えております。なのでこのあとのわたしの観劇歴は、みりお様率いる花組の次に多く見るのがかつて壮さん時代に見て、そしてだいもんがトップスターになった雪組になるのですが、そのあたりはまた別の機会に語りたいと思います。

超古典な演出が癖になる

ベルばらといえば今年ちょうど初演から50年ということでイベントも行われたわけですが、50年間多少の変更はあれど、基本的な演出はほぼ変わっていないと聞きます。なので今見るとちょっと笑ってしまうセリフ回しだったり演出がちらほら。宝塚歌劇にディープにはまる方にとってはもう見飽きた方も多いだろうし、古臭いところがお好きじゃない方も多いイメージです。

50年たってもオープニングは栗のようなボブカットの小公子ちゃんが歌う「ごらんなさい♪ごらんなさい♪べるさいゆーの、ばーら♪」で始まり、オスカルとアンドレの橋での場面とか、「見えていないのかああああ」とか「私を抱け!」とか「バスティーユに、白旗があああああ」のお決まりのセリフたち、バスティーユで戦うオスカル&衛兵隊の刀の演武(あの音楽もとても印象的…)とか、ペガサスの乗り物とか、フェルゼン編だと「行け行けフェルゼン」とか、ステファン人形とか、笑いどころが多すぎて冷静に見ると「なんじゃこりゃ」みたいな演出・セリフのオンパレードなんですよね。

でも何よりも原作のストーリーの良さ(どの〇〇編でも最後はすべて悲劇なのが泣ける)と、衣装の華やかさ、「THEタカラヅカ」と言わんばかりのキラッキラ具合が、どんなに古臭かろうと「やっぱりベルばらっていいよね~」になるんですよね。「もう十分知ってる」っていう安心感があるというか…。

次のベルばらは誰がやる?

彩風さんが退団の挨拶で「あこがれのベルばらをやれてよかった。本当はオスカルがやりたかった」的な話をされて、やっぱりタカラジェンヌたるもの、ジェンヌ人生で一度はベルばらやりたい人多いのかな?と思いました。

今回の雪組公演は、今いる雪組生で最高のキャストだったように思います。やっぱりあーさオスカルは問答無用に美しかった…!
あのオスカルカツラで事故らないのあーさぐらいなものよ。そして縣千さんのアンドレもカッコよかった~。夢白さんも振り切ってアントワネット様を演じてましたね。

今回の公演も本公演でいえば2014年宙組さん以来の10年ぶり、その他の劇場を含めても2015年花組さん以来9年ぶりということで、これまたしばらくベルばらはお休みかなあと思いますが、いかがでしょうか。

今回の雪組公演がおそらく植田先生がご存命のうちに上演される最後かなあ…と思っているのですが、新演出のベルばらなんてベルばらじゃないし!って言いたくなりそうなので、潔く宝塚の伝統・古典として残していってもらいたいものですね。

ひとみさドンジュアン

さて、花組さんが新体制を迎えてのプレお披露目公演の御園座「ドンジュアン」、運よくチケットが取れましたので7/24ソワレと、7/28のライブ配信でもう1回観劇することができました!

 

7/24ソワレ感想

一般販売の戻りでゲットしたわりにかなりの良席!
2階席前方列の31番ということでほぼ2階席真正面という最強のお席でした。

御園座は1階席の傾斜がほぼなくて「前に来た人ガチャ」が激しい劇場ゆえに「2階席の方が断然見やすい!」と評判の劇場。東宝エリザベート、みりお様の「エリヘレ」に次いで3回目の御園座だったわけですが、実はいずれも2階席前方という強運(?)に恵まれております。

しかも今回はお席が31番!皆様、座席表をご覧ください!!!31番ってほぼど真ん中なんです!!!

御園座座席表

エリザもエリヘレも前方ではあったけど端席だったことを思うと今回のドンジュアンはほぼど真ん中!やっほう!!ってな具合にお席に着きました(ただ、31番ってど真ん中ゆえに左右どちらからも通路から遠いのが難点です…)

 

らいとくん、英真さん、美穂さん、あわちゃん、れいんくんのオープニングから~のひとこちゃんドーン!でオペラグラスをくっと上げた瞬間、思わず「ひいいぃ!」って声なき声が出ました(笑)

この席、ひとこちゃんの目線席だ!!!!

今まで何度も配信や劇場で見てきたひとこちゃんの三白眼ですが、オペラグラス覗いた瞬間に目と目がバチバチに合うのよ!!もうドキドキして思わずオペラグラスをおろしてしまうぐらいに目線いただき席でした…はあああたまんねえ~~~~!これだけで8,000円の元を十分に取りましたよ!!!

雪組さんの初演、外部での再演、いずれも未見のほぼミリしら状態で観劇したドンジュアンですが「とにかくひとこドンジュアンがモテモテで、それゆえに身を滅ぼすのね~」くらいの感じでみておりましたが、最初はとにかくドンジュアンの放蕩ぶりがよく描かれています。
騎士団長の娘に手を出して、パパ(騎士団長)の怒りを買って決闘して勝っちゃったけどパパの恨みを買って一生続く呪いをかけられて、一夜限りの遊んだ女が実は身持ちの堅い修道女で「妻です~~」って追っかけてきて、そんな中で彫刻家マリアに出会って本当の愛に気づくけど、マリアには戦場に行った婚約者がいて…という筋書き。

いや~、騎士団長&亡霊のあかさんとドン・カルロのらいとくんがよかったですねえ~~~!!!
あかさんは「亡霊」という不気味な雰囲気と、それを表現するフラメンコがとにかく随所にちりばめられてて、今作で一番ダンス大変だったのではと思えるくらいの大活躍でした。さすが、ひとこちゃん支えの同期ですね!頼もしい!

らいとくんは親友ドン・カルロとして全編通して語り部みたいな立ち位置。常に眉間にしわを寄せてドンジュアンを慮る役回りです。しかしいつ見てもらいとくんはスタイルがよくて惚れ惚れしますね。今回は歌もお芝居もかなり良くなっていて、安心して見れました。

専科からは初演に続いての英真なおきさんと美穂圭子さんがご登場。お二人の安定感すごい!舞台が引き締まる~!

そして今回はなんといっても「アンダルシアの美女」で我らが副組長の紫門ゆりやさんが女性の役をやられるとのことで、キャスト発表時から皆さんウキウキでしたね!
「ゆりちゃんの腹筋を見るだけで価値ある!」ってな感じだったので当日も大期待して登場した瞬間、オペラグラスを持ち上げましたよ!(ていうか、私の周り全員オペラグラス上がってた(笑))

ゆりちゃん…めっちゃ細!!!!!!!

どこに内臓入っているの?ってぐらいとにかくおなかぺったんこ!!あばら骨が浮いて見えるくらい細くて、普段は大人のスーツ姿がサマになる男役さんなのに、脱いだらこんなに華奢な女性なんですね…!っていうか、もっとお肉つけて!脂肪蓄えて!!って言いたくなりました(笑)
ゆりちゃんは兵士隊の伍長役と、アンダルシアの美女役と、2幕からは「セビリアの男」役と3度転生wの活躍っぷりでした。

 

7/28ライブ配信感想

配信・ビューイングの日はDVD収録もあるので演者さんたちもいつにも増して力が入っているように見えるのですが、この日もひとこちゃんはパワフルでした。あのほっそいお体のどこからあんな声やパワーが出るのだろうか…

某実況を見ながら配信を見ていたのですが、皆様れいんラファエルに厳しいご意見でしたね。れいんくんといえば「鴛鴦歌合戦」でらいとくんの代役で三吉役を好演していたので期待の若手だと思っていたのですが、どうも迫力に欠けるというか…。
れいんくん、声がかわいいんですよね。三吉みたいな幼い役だと似合うけど、ラファエルのような役だとひとこちゃんと決闘するところとか大人と子供ぐらいの差を感じるというか…お芝居もお歌ももう少し「大人の男」にならないとダメですねえ…。
このあとの大劇場公演「エンジェリックライ」で役付きがどうなるか、ちょっと今回の評価が分かれ目になりそうな予感がしました。

れいんくんと同じ104期のあわちゃんこと美羽愛ちゃん。実はわたし、あわちゃん好きなんですよ~。ファニーなお顔立ちがかわいいなあと思っていつも見ています。
今回のエルヴィラというお役も大きいお役で、某実況では歌がイマイチ…との評でしたが個人的にはそんなに気にならなかったけどなあ、と思うところです。
とにかく世間知らずの純粋培養のお嬢様が悪い男(ドンジュアン)にひっかかってしまい、それでも最後まで「妻です」っていうところが怖い女でもあります。初演がくらっち(有沙瞳さん)だと聞いてさらに納得…。(さぞかし恐怖の女だったに違いないくらっちエルヴィラ…)

7/24に現場でみていて下級生で何人か気になる子がいたのですが、配信でみていて気になったのは遼美来くん(たぶん)!ちょっとまだはっきり認識できてないけどたぶんこの子!お顔がきれいなの~!これからも頑張って探してみるよ!

今後の花組さん展望

ドンジュアン組、リーフィー組、宝塚巴里祭組の3つに分かれていた花組さん、9/28開幕の大劇場お披露目公演「エンジェリックライ」で集結しますね。
チラシを見る限り、ドンジュアンでひたすら黒かったひとこちゃんが今度は白ひとこちゃんになるのかな?おそらくハッピーエンドで終わるお話だと思うので、ホラ吹きだけどひたすら美しく愛せる主人公なんだろうな~と期待しております。
ひとこちゃんはナイワのアイリーンや鴛鴦の殿様のような突き抜けて能天気なお役も、冬霞のようにほの暗いタイプも、今回のドンジュアンみたいな悪い男もどれも良くて、演技の幅が広くて今後も楽しみです。

そして8/11、雪組さんの「ベルサイユのばら」大劇場千秋楽を楽しく配信でみていたら衝撃のニュースが…!!!

あかさん(まさかの)退団!!そしてカチャ退団とうとうキター!!!

ちょっとこの件については、後日落ち着いて別記事にて考えをまとめようと思います。
とにかくドンジュアン、最高だったよ~!てことで。

ちなみにアイスもなかは念願の「小倉」をゲットで3味とも制覇!どれもおいしいよね~!
そして写真撮るの忘れたんだぜ…時間なくて焦って食べたので…
またリベンジしよ~っと!

アムール・デュ・ショコラ 1/28&2/3参戦記

JR名古屋タカシマヤで絶賛開催中のバレンタインイベント、「アムールデュショコラ」。全国で一番チョコレートが売れるというお化け催事で有名ですね!
昨年(2023年)は約1ヶ月の期間で実に34億円!もの売上とのことで、ケチで有名な名古屋人が一番財布のヒモが緩むイベントでもあります(笑)

そんな「チョコのコミケ」と名高いアムールデュショコラに1/28(日)と2/3(土)という期間中盤の激戦日に参戦してまいりましたので、来年の自分への備忘録と、これから参戦するどなたかの参考になればと思い、今回の出来事を書いてみます。

なお、日によって状況はまるっと変わることもあるので(特に朝の待機列とか)本当に参考の参考までに。。。

 

1/28(日)

事前準備

昨年もあった「メイン会場優先入場券」が今年は「番号付き」と「番号なし」に進化。番号付きは抽選で超絶激戦の様相で、番号なしは先着順ということで、ちょうど先着順の申込に間に合う日程かつ直近で行けそうな日ということで1月28日(日)に狙いを定めて番号なし優先入場券をゲット。先着順なので申込の日にPC前にいて手順をミスしなければよっぽど最低1枚はゲットできるかと…。

ここまではよかったものの、今年の一番狙いだったカルヴァのオンライン限定品「柚子羊羹ショコラ」の1/28分をゲットし損ねてしまい、若干行く前からテンションが下がり気味に…(笑)

また、事前にいろいろ調べていると、今年最大の激戦は「ラルケスト」の生トリュフで。番号付きの人たちと、番号なしの前半組でほぼ完売とのことで、これは早々に諦めました…。さすがに始発で行く気力はないよ~ということで、会場内一番狙いをカルヴァの「焼き芋きんとんショコラ」に定めて計画を練っていきました。

開店前

当日は7:40現地着。この時間で番号なし券列80番後半~90番前半ぐらいでした。ちょうどタカシマヤの角を曲がってアマノドラッグの前あたり。1月なのでこんなもんでしたが今日(2/4)あたりのレポを見ているともっと早くなっているみたいですね。

並んでる間にアムールを知り尽くしたおしゃべり上手な警備員の方からありがたい情報共有が。「ラルケストも激戦だけど、ラルケスト並に秒殺なのがミシェル・ブランとヴァンサン・ゲルレのコラボ商品」とのことで、ミシェルで20個、ゲルレで20個しか用意されていないそう。

もともと買い物リストに入れていたのと、今年のカルヴァは昨年ほど激戦ではなさそうな様子だったので、急遽計画を変更して1店目はヴァンサン・ゲルレへ行くことに。
(ミシェル・ブランのほうが他の限定品もあるし知名度あって人気なので、モワルーショコラだけならゲルレのほうが早いかな、という判断です)

9:34ごろ、番号付きの方たちが入場開始、それに続いて番号なし組が入場。10階に着いて、9:46に先頭の方が売り場へ。みんな一目散にラルケスト列(売り場とは逆方向のエスカレーター横)にいくのを笑いながら見送って私は「ヴァンサン・ゲルレ」へ。いや、思わず笑っちゃいますよ、本当に。みんな一斉に会場と反対側へ行くので(笑)

ヴァンサン・ゲルレ→カルヴァ

ゲルレ前でモワルーショコラ数取券4番目でゲットして10:00開店を待ち、05分レジ終了、すぐ斜め向かいの「カルヴァ」へ移動して無事に焼き芋きんとんショコラもゲット。田中シェフにサインをもらい、昨年の羊羹ショコラが本当においしかったことをお伝えして10:30レジ終了。ここまでは超順調です。さすが優先入場券!!

フォルテシモアッシュ

3店目は「フォルテシモアッシュ」。狙いは「生トリュフ あまおう苺」です。ただ、開店30分も経ったころのアッシュはもう地獄絵図。待機列がビックリするほど並んでおり、エスカレーター横が最後尾で、ゴルフウェア売り場横のくぼみみたいなところに10数人×6列でぎゅうぎゅう詰めに列形成。5分おきぐらいに3~5人ずつ動いていく、みたいな牛歩で10:30すぎに列に参加してこのくぼみ列を脱したのがなんと12:10ごろ。店前に移動したものの、なんと12:17に「あまおう苺」が完売!!!(このとき、私の前にまだ12~3人並んでいる状態だった)2時間並んだのにこの仕打ちとは…

いっそのこと列から離脱しようかとも思いましたが、せっかくここまで並んだのだし…と思って、「生トリュフ プレーン」と、「王冠カヌレ(ホワイトカカオ・マイヤーレモン)」をゲット。さわやかイケメンな石本シェフが終始にこやかにサインしてくださっていたのがせめてもの救いでした。ありがとう石本シェフ…あまおう苺食べたかったよ…

オードリー

アッシュで2時間を費やしすっかり疲労困憊になったところで、気を取り直して「オードリー」への突撃を試みます。
実は過去のアムールでのオードリー人気は当然知っていたのですが、実はどうにも興味がなく…。
ただそろそろ名古屋での無双状態も落ち着いてきたっぽい感じだったので、ワンチャン何か買えるかな?と思って突撃してみました。

12:50ごろでノーマルのロンシャンティ、オードリーともに数取券を難なくゲットできました。この時間はちょうど13:00からの限定「ロンシャンティホワイト」狙いの人が多かったのか、ノーマルは数に余裕があったのか、朝から並ばないと買えない!と思いこんでいたオードリーの生菓子系が、こんなに簡単に買えると思ってなかったのでちょっと拍子抜けでした。

ロンシャンティをゲットできた!という高揚感で「もう今日の仕事は終わった」とばかりにお会計を済ませて13:00。この日はこれで打ち止めです。

Mr.Cheesecake

帰宅前にオンライン予約していた「Mr.Cheesecake」の「ショコラマロン」、「3cube box」を引き取って帰宅。1/28はこれにて終了です。とにかくアッシュ2時間越えの並びで疲れ切った1日でした…。

2/3(土)

さて、前回参戦から1週間もたたない週末に2度目の参戦。実は会期中2度行くのは今回が初めて(笑)。なぜ2度も行くのかというと、前回買えなかったカルヴァの「柚子羊羹ショコラ」の2/3分をリベンジできていたからです。

正直、買いたい物は(アッシュの生トリュフあまおう苺以外は)みんな1/28に買えたし、なんならまだ全部食べきれてないし、ということでこの日は午後からのんびり柚子羊羹ショコラだけ引き取れればいいや~と気楽な感じで行くことに。ついでに前回見て回れなかった他のお店もチラ見しよう、ということでいざタカシマヤへ。

アトリエうかい

13:40ごろ現地着。今回の1店目は「アトリエうかい」です。いつもクッキー缶が人気ですよね!以前、いただきものでここのフールセック・サレを食べたことがあって、最高に美味しかったのと、アムールでも毎回大人気だし、缶がかわいいなあ、ステキだなあと思いつつもご縁がなかったのですが、妹が「私、クッキー大好き!」とかいうのでじゃあ買うか、と。

名古屋限定の「フールセック ショコラスペシャリテ」は今回は見送り、定番のフールセック小缶とおいしそうだった「ショコラアソルティ缶」の「レモンココナッツ&オレンジ紅茶」をゲット。14:00ごろ会計終了。

クラブハリエ

アムールデュショコラでクラブハリエを通らずしてどうする、ということで2店目は「クラブハリエ」へ。知り合いへ渡すおもたせ用の品をハリエで調達します。

悩みに悩んで「ハートブラウニー」の苺をセレクト。あとは会社の同僚へのバレンタイン用に「ショコラクランチ」(缶のやつですね!)を買おうかめちゃくちゃ悩んで結局やめて、自分用に欲しかった「ミニバウムフリュイ」をゲット。(どこまでも自分本位…(笑))

ハリエは列こそ長いですが、ここもサクサク会計が進むので20分程度でお買い物終了です。思ったより並ばずに買えましたよ!午後だからかな?

再びオードリー

会社の同僚へのバレンタイン用はいつもネット通販で用意していたのですが、せっかく名古屋で一番チョコレートが集まっている現場にいるので(笑)ここで調達しようと再びオードリーへ。14時すぎでしたが、この日もノーマルロンシャンティ、ノーマルオードリーはありましたよ!

オードリーで気軽に買えるものといえば「グレイシア」なんですが、グレイシアもいいけどちょっと変わったものでもいいよねえ…と思ってブース内をうろうろ。

ビンに入った「ストロベリーショコラ」もいいし、名古屋限定の「ハローベリー」も捨てがたい。でもあんまり凝ったものをあげてもピンとこなさそうなメンバーなので(失礼にもほどがあるけど本当なんだもん…(笑))、ここは気取らずに定番中の定番「グレイシアミルク」に決定。1,000円未満とは思えない箱の大きさにも満足し(笑)、またしても自分用に「ストロベリーショコラ」を1瓶買って、オードリー終了。

ブース横では16:00から販売の限定品「オードリー西尾抹茶」に長蛇の列ができていました。おいしそうね!

ショコラトリーヒサシ

うかいの買い物後だったかに、ヒサシの前を通り過ぎたら「Monaショコラ アマンドミルク 15:00より再販」の貼り紙を見ていたことをオードリーの会計終了後に思い出し、14:53ごろにヒサシ待機列へ。ラスト2個のところで数取券をゲット!やったあ!

ヒサシのMonaショコラも以前からずっと食べてみたかったのですが、これも毎回激戦なんですよねえ。オンラインの「キャラメル×ショコラ」も秒殺ですし…。

この日も「ショコラ×抹茶」は当然売り切れながら、アマンドミルクのみ午後から再販。ヒサシに限らずですが、今年はこのように午後から再販とか、夕方からの限定品とか、午後から来ても楽しめるようになっているのが良い点かと思いました。ニューヨークパーフェクトチーズも16:00から再販だったかな。

ということで15:00販売開始。再販数はたぶん50個前後だったんじゃないかと思います。小野林シェフがサインを入れてくれました。(お話できなかったのが残念…)

再びカルヴァ

今日の買い物ノルマをすべて終え、最後はオンライン販売の引き取りで6階へ。今年一番欲しかった「カルヴァ」の「柚子羊羹ショコラ」です!

6階の特設ブースで引き取りなのですが、時間帯によるのか微妙に列ってますので時間に余裕をもって引き取るのをおススメします。

来年の自分への注意事項

4,000文字ものレポート、ここまで読んでくださった方、お疲れさまでした。

名古屋のアムールはとにかく化け物イベントすぎて、「テレビでやってたからちょっとのぞいてみようかな」みたいなお気楽買い物組には大層しんどいイベントです。
なんてったって会場内、通路を普通に歩くことすらできませんよ。冬なのでみんな着ぶくれしてる+手には戦利品の買い物袋大量でガツガツぶつかってきます。そしてたまにベビーカーも突撃してきます。通れねえってばよ。

そういえば28日のアッシュ2時間待ちでもベビーカーでのご家族連れがあの地獄のぎゅうぎゅう詰めスペースに並んでおられました…。長時間並ぶのに付き合ってくれる旦那さん、小さいお子さん、そしてベビーカーの赤ちゃん、マジですごいわ…。

限定品が欲しい方はとにかく優先順位を決めて先手必勝。これしかありません。
そして1日だけでたくさん限定品勝負をするならお友達なり家族なり、人海戦術必須です。一人でまわるには限界ってものがあります。ロスタイムも多いしね。

あとは事前に会場マップを頭に入れて、自分の動きをシミュレーションしておくこと。警備員さんの名言「会場での1分のロスは地上での1時間のロスに値する」とはよく言ったもので、まさに1分1秒が命取りです。

1/28のアッシュはあと数分でも早く並び始めていればあまおう苺間に合ったかも、とか、2/3のヒサシで15:00再販のことを思い出すのがあと1分遅かったら間に合わなかったもんな~、とか。極力ロスタイムがないようにするには、会場内で迷子になっている暇などないのです。

あと、できれば会期前半、1月中に行くのをおススメします。会期が終盤になるにつれて激戦度が増すので、1月中の平日が本当におススメです。

文中でも書きましたが今年は夕方から再販とか、午後からの限定品とかもたくさんあるので、朝一番に行けなくてもゲットできるものも多数あります。ただ、朝一番のも欲しい、夕方16:00のものも欲しい、となると割と大変です。要冷蔵のものも多いですしね。(タカシマヤの冷蔵ロッカーはすぐに埋まってしまうとの情報をどこかで見ました…)

保冷バッグは持参したほうがよいかもです。だいたい2時間程度の保冷剤をつけてくれるだけのお店が多いので。オードリーの生菓子系も2時間までだったかな。

あと、朝から車で行くときは近隣の打ち止めパーキングのほうがお安くすみます。
タワーズ駐車場は2万円以上買わないと2時間無料にならないよ。ちなみにこれだけ買っても両日とも2万円届かず。(オンライン注文品は事前決済だからカウントしないし)

逆に午後からちゃちゃっと買い物するだけならタワーズ駐車場でもいいけど、(特に土日の)午後は駐車場そのものが混むので駐車場入り口待ちになる可能性も…。

おまけ 美味しかったもの

戦利品をもしゃもしゃしながらこのブログをしたためております。まだ全部食べ切れてないのですが。

やはり最強に美味しかったのは「カルヴァ」の「焼き芋きんとんショコラ」と「柚子羊羹ショコラ」!!!(←昨日買っていの一番に食べた)
特に柚子!やっぱりおいしいよ!!!リベンジしてよかった~~~~~~!!!!田中シェフ、今年も美味しかったよ~~~~!!!!!

気づいたけど私、そもそも「ようかん」が好きなんだわ(笑)

妹は「アッシュの生トリュフ、もっちりとろけて最高~~~」とのこと。そう、すごくもっちりしてるんだよね。ああ、つくづく「あまおう苺」逃したのが悔やまれる…また来年頑張ろうかな。ていうか、来年もあまおう苺があるかしら…。

 

ということでアムールデュショコラ2024レポートでした。
まだ2月14日の会期終了まで最大の山場、2/10~12の3連休が残っています。参戦される方、頑張ってお目当てゲットしてくださいね~!